アメリカでも大量解雇、抵当物件(BankedOwned)売却、債務者破綻は、加速度的に増え、また、イギリスやスペインの住宅バブル崩壊を危惧する報道も増えている。イギリスでは、特にロンドンにロシアンマネーが急速に流れ込んでいる。ロシアからの移民は二五万人と報じられ、ロシア系企業のIPOやプロサッカーチームの買収など、豊富なマネーが市場に大きな影響を与えるまでになった。しかし、担保である住宅の実勢相場が下向きになると金融機関は「貸し渋り」を余儀なくされる。
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「追い貸し」はできず、ましてや、アメリカのホーム−エクイティ−ローンを新規に実行することは回避せざるを得なくなる。金融機関の資金は、通常、預金と市場からの資金で構成されている。日本の銀行のように預金が豊富な金融機関は、運用としての貸し付けや有価証券等の保有が主体となる。一方、欧米の銀行のように、預金が少なく、市場から資金を調達する比率が高い場合は、その金融機関の格付けでコストが大きく変わる。場合によっては流動性リスクに見舞われ、市場からの資金調達さえできなくなる。