外国産の針葉樹の代表格は、ベイマツとベイツガです。ベイマツはマツ科ですが、日本のマツとは別のトガサワラ属の木です。英語ではダグラスファーといいますが、日本のモミの仲間ではありません。ベイマツは現在大量に輸入されていますが、大正から昭和初期にかけても相当量輸入されました。一九二三(大正一二)年の関東地震のとき工事中だった丸ビル(一九九七年に取り壊されました)は、五〇〇〇本以上のベイマツの杭で支えられていました。
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ベイツガも大量に輸入されています。日本のツガの仲間です。スギとならんで、柱によく使われています。つぎに広葉樹ですが、針葉樹よりも進化した木です。建築に使われる広葉樹の種類は、ひじょうにたくさんあります。シオジ、ミズナラ、ブナなどをはじめとして、おもに仕上げ材に使われます。広葉樹のうちで構造用に使われるのはケヤキだけです。江戸時代に好んで使われるようになった木です。寺院で「総欅造り」といえばりっぱな普請のことを意味します。木目に特徴があり、素人でも見分けやすい木です。