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地価政策はどうあるべきか

2011.11.18

これからの地価政策を展望する前に、地価政策を行なう施行者側もこれを受けてたつ住民の側も、基本的な態度を反省しておく必要かおる。土地およびその環境は、われわれが生活をしていく上で最も身近のもので、つねにそれらのおり方によってわれわれは影響されているのであるからである。われわれの生活で何が大切かといって、食ほど重要なものはなく、ついで居住するということであろう。居住には建物と土地を必要とするが、建物はその敷地の土地に比べて、比較にならないほどわれわれの関心度が高い。

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建物は意識に直接つながり、土地は間接であるからかもしれない。土地は水と空気と同じように、自然からの賜物で、ある時代までは所有を意識しないで暮せたものであった。人口が密になった今日では、土地の無限性はなくなり、相隣相拉ぐありさまとなっている。われわれの先祖がごく自然的に使用していたころから今日のような時代になってきたわけだが、土地に対する意識というか歴史的感覚というものは、しごく簡明に土地という物体がそこにあり、それが取引されるように思っている。しかし土地はその有用性が取引されるのである。その有用性は対象の四囲の事情によって異なり、四囲の事情は人文的特性によって左右される。したがって地価は土地という物の価格ではなく、対象地をとり巻く四囲の市債の価格である。地価は有形の有様につけられる価格ではなく、目にみえない察知することのできない複雑な周辺の事情により決定されるのである。物をものさしではかるような感覚で決定することができない。





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